前回、ヘッドライトを明るくしました。
交換作業する際、お客様より「自分で交換出来ますか?」との問い合わせを頂きました。
弊社としては「構造が分かっていれば簡単」との回答を致しました。
ですが実際には簡単ではありませんでした。
大変申し訳ございません!
パーツカタログをみますと…
「E2e8」がヘッドライトのバルブです。
「3番」のリングを回すと外れるという構造になっています。
まず最初に、ヘッドライトユニットの後ろ側にスペースが無い車両の場合は、ヘッドライトユニットを取り外さないと、交換作業は出来ません。
この車両の場合、ヘッドライトユニットの後ろ側に「ウインドウォッシャータンク」が配置されていたため、上記のパーツカタログにある「1番」のカバーを外す事ができませんでした。
そして、ヘッドライトユニットを取り外して、カバーを開けたところが、こちらになります↓↓↓
バルブの後ろ側に取り付けられている「イグナイター」という部品は溝にハマっているだけなのでくるっと回せば簡単に外れます。
さて、バルブを外すためには…
矢印になる「リング」を回します。
反時計回りに回すと簡単に取れます…
…のはずが、取れません。(正確には回りません)
ほとんど交換していないため、硬くなっているだけか…
色々と工具などを使用して、試みましたが全く回りません。
そして、よーく見てみると…
リングの後ろ側に「突起部」が「折り曲がっている」のが見えました。
これでは回る訳がないですね(汗)
試行錯誤して、どうにかリングを回しました。
位置がズレたのが分かりますかね?
そしてリングを外してみました。
すると…
矢印の部分が引っ掛かり、回せないようになっていました。
この部分を曲げるには、それなりに特殊な工具が必要です。
一般のお客様が出来る範囲を超えていました。
簡単に考えてしまい申し訳ございません。
たかがバルブ交換と言っても、馬鹿には出来ない事を思い知りました。
お客様が、チャレンジするのはいいですが、あまり無理なさらないでください。
かえって壊してしまい、取り返しがつかない場合があります。
何かあれば是非、ご相談下さい。
お待ちしております。