見た目より、かなり難しい。

最近ではライト関係の部品が次々と「LED化」しています。

「ヘッドライト」「ブレーキランプ」「室内灯」までも。

今回、お客様から「フォグランプのバルブをLEDバルブにしたい」との、ご依頼いただきました。

車両はポルシェ↓↓↓

カッコイイですね~。

さて、フォグランプは、この部分です。

作業をしてみようと、 下から 覗いてみると。

こんな感じ↓↓↓

写真で見るより結構、狭いです。

そしてコネクターを外します。

次にカバーを外してみると…

なんとカバーだけで簡単には外れません!

そして、カバーに取り付けられている配線を外して。

ようやく、見えてきたのが、こちら↓↓↓

これでも構造が、どうなているのか、よくわかりません(汗)

さて、試行錯誤の結果、外れました。

それが、こちら↓↓↓

さらに外して、バルブのみに↓↓↓

上記の写真では、ハロゲンのバルブとLEDのバルブを並べました。

なぜ、並べたかというと。

調べていただくとわかるのですが、実は単純に「LEDバルブ」といっても、形状の種類が色々あって、長さや、太さが、それぞれ違います。

なので、交換する場合は、よく調べてから交換して下さい。

そして、ここが重要ですが!

この作業は一般ユーザーの方が簡単に出来る作業ではありません。

それなりに「工具」が必要です。

しかも汎用のものだけでは難しいと思います。

外すところまでは出来るかもしれませんが、取り付けは、かなり難しかったです。

「リフトアップが出来る事」「工具の種類が豊富にある事」が条件でしょうか。

DIYが流行っている今、何でも自分でされる方が多いと思います。

無理に外そうとして、結局、壊してしまう場合もありますのでご注意下さい。

何かありましたらご相談を!

そんなに複雑ではありません。

1960年代のミニ。

まだ、この頃の車は衝突安全基準が無いので、デザインも自由があり、今では、なかなか出会えないものがありますね。

さて、今回はエンジン不調という事で入庫して頂きました。

実際の状態がこちら↓↓↓

結構、黒煙が出ています。「ガソリンが濃く」「空気が薄い」状態という事がわかります。

エンジンルームを見てみましょう!

まったく手が入らないくらいビッチリですね~(笑)

開けてみましょう!こちら↓↓↓

当然ですが、今のようなインジェクションタイプではありません。

キャブレター式となってます。

こうなると頭がフリーズしてしまうメカニックを多いのでは…

では、今回の原因を、お伝えしましょう~!

こちらが、エンジンのコントロールユニットになります。

この下にバキュームホースが入るんですが…

↑↑↑この真ん中の黒いホースです。

このホース、キャブレターの横につながっていています。

要はマニホールドの状態を、このホースを通して検知しています。

コントロールユニットの下からブレーキマスターの下を通って。

そして、こちら↓↓↓

右側がキャブレターです。

その横に黒い箱がありますが、ここと繋がっています。

このホースが劣化して外れた事により、コントロールユニットは「薄い」と判断したので、ガソリンを多く出すように作動したというのが、原因と結果です。

いかがですか?意外と単純ですよね。

それと同時にエアクリーナーのエレメントも汚れていました。

こちらが新品との比較です。

こちらも原因の一つですね。

そして「ホース交換」「エアクリーナエレメント交換」の作業を実施後、エンジンの調子は正常に復帰しました。

いかがでしょうか!!

簡単そうに見えるかもしれませんが、簡単ではないかもしれません。

確かに弊社の長年の積み重ねです。(笑)

弊社はベテラン、揃っております!(笑)

何かありましたらご相談下さい。

お待ちしております。

あまり知られていませんが…3

さらに続きます。

では取り付け側は、どうなっているのかというと。

取付ボルトを外した状態がこちら↓↓↓

ご覧の通り、「8の字」が変形したような穴形になっています。

ここに調整ボルトを入れます。

反対側から見ると、よりわかりやすいと思いますので、ちょっと角度を変えます。

調整ボルトを調整したい側にボルトの溝を合わせて取り付けます。

そして、こちら↓↓↓

調整ワッシャーの出っ張り部分を8の字の溝に合わせて取り付けます。

そしてナットを取り付けます。

↑↑↑

こちらを見てわかるように取り付け位置がズレていますね。

こちらが反対側↓↓↓

同じようにズレた跡があります。

このようにボルトを入れ替える事で調整が可能になっています。

当然ですが「微調整」は出来ませんし、調整範囲が決まってきます。

なので、基準値に入らない場合はフレーム修正が必要になる事も考えられます。

その場合は、他に曲がっている部品が無いを確認して下さい。

今まで事故車両でも無い限り、フレーム修正をした事は弊社ではありませんので。

また今回、ご紹介した作業をやってみよう!と思う方もいらっしゃると思います。


ですが… 当然、それなりの設備は必要ですので。

無理は禁物です!!

でも、このアライメント調整という作業は

「真っ直ぐ走らない」「左に流れる」

などの症状の改善には、かなり有効なんですよね~。

何かありましたらご相談ください。

お待ちしております。

あまり知られていませんが…2

次回からの続きです。

ではメルセデスベンツのアライメント調整について。

基本的に「リヤキャンバー」は調整出来ません。

基準値内に収まらない場合は、部品交換などが必要になると思われます。

フロントもリヤも「トー」を調整出来る事は、よく知られています。

でもフロントの「キャンバー」「キャスター」を調整出来ないと思っている方が多いようです。

そこで、こちら↓↓↓

そして、この2本のアームを交換。

この作業をした場合にアライメントの調整が必要になります。

そして、こちら↓↓↓

この黒いアームの部分を調整します。

どのように調整するかというと。

↑↑↑このボルトを交換します。

どんなボルトかというと。

左側が取付ボルトとナットとワッシャー。

右側が調整ボルトとナット とワッシャー です。

形が変わっているのが分かるでしょうか。

ではボルトから。

上側にちょっとした溝があります。

そして下側にも溝があります。

今度はワッシャーです。

右側の調整ナットには、上側に、なにやら「蝶ネクタイ」みたいな出っ張りがあります。

さて、これがどうなっているのかは…

長くなってしまうので、また次回に!

お楽しみに!!