年々、車が進化していき、「電気」から「電子」へと変わって行きます。
その過程で一つ一つを動かすコンピューターが「パソコン化」しています。
どういう事かと言いますと、例えば「エンジンのコンピューターが壊れてる」となった場合、以前であれば「交換」です。
でも最近のコンピューターの場合は中の「ソフトウエアを書き換える」という作業になってきています。
以前、こんな事がありました。
車検で入庫し、点検したところ、リヤフォグランプの点灯がおかしい事に気が付きました。
それが、こちら↓↓↓
見てみると、左側が点灯しています。
これでは車検検査を通す事が出来ません。
リヤフォグランプの点灯を制御しているのは、「リヤSAMコントロールユニット」という部品です。
以前であれば、「交換してみよう」となりますが…
テスターで確認してみると↓↓↓
新しいバージョンのソフトウエアが用意されていました。
早速、バージョンアップを開始!
この作業をする場合、イグニッションオンで「エンジンを掛けない状態」で行う事。
それと充電器を接続して「12V以下にならないようにする」事に注意して行います。
そしてバージョンアップが完了。
すると、どうでしょうか!
このように右側が点灯するようになりました。
正直、私どもに、なぜ、こうなってしまったのかは、わかりません。
コントロールユニット内部のソフトウェアが、何かしらをキッカケに不具合が生じてしまったのでしょうか。
現在の車には、交換をする前に、まず、このような作業をする必要があります。
でも、全てが、こうなっているわけではありません。
メーカー、車種、個別コントロールユニットによって違います。
わからない方は、交換する前に一度、ご相談下さい。
お待ちしております。