続・音の修理は本当に難しい

さて、前回の続きです。

この「フロント・バルブ・ブロック」のパイプ部分に、強い振動が伝わってくるのを確認しました。

では、この部品を交換!という訳にはいきません。

前回も言いましたが高額部品です。

慎重に行きましょう。

その振動が、どこからくるのかです。

パイプを伝っていくと、エンジンルーム内部へ。

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前側にあるパイプに伝わってくる事を確認!

さて、カバーを外してみましょう!

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パイプがポンプらしき部品に接続されています。

角度を変えてみると。

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もう少し拡大してみます。

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パイプが接続されている横に球体の部品があります。

この部品は「パルセーションダンパー」といって、ポンプ駆動で発生する脈動を吸収する部品です。

外すと、こちら↓↓↓

左側が取り付けられていた部品で、右側が新品です。

上から、ちょっと覗いてみます。

これが取り付けられていた部品。

で、こちらが新品。

↓↓↓

フラッシュで反射して見えにくいですが、中の上部が丸いバルブみたいなもので止まっているのがわかります。

取り付けられていたものには、見えません。

これは、内部に注入されているガスがショック(ダンパー)の役目をしていて、そのガスが抜けて落ちてしまっているという事です。

それで脈動を吸収できず、振動として伝わってしまったという事なのです。

という事で、こちらは交換作業を終えて、症状は解消されました。

やはり、音の修理は本当に難しいです(汗)

安易な交換作業は慎重に。

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