整備日記
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うっかりしがちなルール
暖かくなってきた今の季節。
朝晩はともかく、昼間は本当に暖かい!
そろそろドライブしたくなっていませんか!?
そこで今回は気になる記事を見つけましたので、ご紹介いたします。
それは「道路交通法」についてです。
「そんな事、言われなくても知ってるわ!」
という方もいる思いますが、意外と知らない交通違反は結構あるのです。
なかには「これって違反だったの!?」という、自治体限定の規則もあったり…
違反すると、「罰金・反則金」が科せられることもあるので十分に注意が必要ですよ。
例えば…
「泥はね運転」
「ぬかるみ」や「水たまり」などを通る際は、泥等をはねて他人に迷惑がかからないよう、必要に応じ徐行等をしなければならないのです。
道交法「120条9号」では、同「71条1号」の違反については、なんと「5万円以下の罰金」に処する旨、定められており、罰金を伴う交通違反です。
泥はね運転で歩行者等の衣類を汚してしまった場合には、行政処分や刑事処分とは別に、クリーニング代を負担する義務があります。
ただし、道路に明らかな欠陥があった場合に限り、道路を管理する行政に損害賠償請求できるそうです。
次に「過労運転」
「疲労、病気、薬物の影響などにより、正常な運転ができないおそれがある状態で、車両等を運転してはならない」
と、道路交通法「第66条第一項」に記載されています。
違反をすれは「3年以下の懲役、または50万円以下」の罰金。
極端な話ですが、「風邪を引いた」、「腕や脚の捻挫」などで運転をしていたりする人がいますが、これらも処罰の対象になる可能性があります!
「過労運転」により、業務中に重大な事故を起こした場合、運転者本人だけではなく「事業主」や「運転管理者」も処罰の対象となる可能性がありますので、ご注意を!!
そして「高速道路でのガス欠」
ドライバーには、高速道路に入るときには「ガソリン残量をチェックする義務」が定められています。
高速道路上で燃料切れをして停車した場合、自動車の燃料の点検を怠ったとして、高速自動車道国道等運転者遵守事項違反で罰則を受ける可能性があります。
ガス欠で停車している場合には、原則「2点減点」され、普通車で「9,000円の罰金」が科せられることになります。
ただし、渋滞によって過剰なガソリンを消費した等の予測できないガス欠については、違反になることはありません。
こんなのもあります!
「むやみにクラクションを鳴らす」
「クラクション」は、いつでもどこでも使えるというわけではなく、使える場所や機会が限られています。
クラクションを鳴らすべき場面とは、見通しのきかない場所で、自分の存在を相手に伝える場合や警笛を鳴らすよう指示されている時です。
クラクションを決められた場所や場面以外で鳴らすことは、道路交通「法第54条」に違反します。
クラクションの使用制限違反に対しては、反則金(普通車・中大型車3,000円)の納付を命じられ、反則金を納めない場合は、「2万円以下の罰金、又は科料」に処せられます。
以上、いかがですか?
私たちドライバーは「道路交通法」の元にルールを守って自動車を運転しています。
しかし、自分では交通ルールをしっかり守っているつもりでも、意図せずに交通違反を犯してしまっている場合があるものです。
知ってても、知らずも、うっかり違反しがちな交通ルールですね。
交通ルールは、しっかり守りましょう!
運転に自信はあっても、日頃のお車のコンディションに不安がある方は一度、弊社に御相談下さい。
お待ちしております。
引用元
https://matome.naver.jp/odai/2149001730561723201
https://matome.naver.jp/odai/2149001730561723201?page=2
こんな故障もあるんです
今回は故障事例をご紹介します。
先日、お客様から
「黄色い三角のビックリマークが点滅して、40キロ以上にの速度にならない」
という症状で修理依頼を頂きました。
車両が入庫したので、まずはテスターで故障診断。
点検してみると故障メモリの入力は無し。
実際に走行しながら、実数値を見ると「左後ろ」の数値が異常に変化する事が判明。
早速、左後ろ廻りを点検!
見た目には、何も問題ありません。
では、取外してみます。
この状態でも、問題は無さそうです。
そこで「車速センサー」の部分はどうなっているのかと思い、取り外して、中を覗いて見ました。
何か光っている部分がありますね。
怪しい…です(汗)
センサー側を見てみると…
何となく、接触しているような…
とりあえず「ドライブシャフト」を外してみました。
よく見ると…
より拡大して、見方を変えてみると
この溝の部分の変化で車速信号を発生させているのです。
ホント、凄い状態です!?
「サビ」が酷くて、膨らんでしまっているみたいですね(汗)
これによって、センサーを削ってしまい、正確な信号が出せなくなってしまったのでしょう。
新品と比べてみましょう。
やはり違います。
こちらも↓
比べてみると、一目瞭然ですね。
ドライブシャフトを取り付けて、中を覗いて見ました。
これで大丈夫ですね!
この後、走行テストをしても症状は発生しませんでした!!
これにて修理完了です!!!
いやぁ~、こんな事もあるんですね~。
故障の原因として考えられるのは…
・長期保管
・沿岸部に近い場所での保管
・材質の不具合
といったところでしょうか。
勉強になりました!
御依頼頂きました、お客様!!
有難う御座いました!!!
また何かありましたら、お待ちしております。
幅が広がりました
段々と暖かくなってきました。
花粉症の方は、辛い時期を乗り越えて、ようやく楽になりつつある、季節なのではないでしょうか。
そろそろ桜が見ごろですね~
さて、弊社の近況を報告させて頂きます。
新しくテスター(故障診断機)を購入しました!
ジャジャン!!(笑)
これで弊社も、日本車から輸入車まで、幅広く、全般の車両が点検出来るようになりました。
3月という時期は、各メーカーのディーラーさんも含めて、どこも忙しい時期です。
なかなか予約も取れないと聞きます。
先日、お客様から「レクサスのブレーキオイル交換」の依頼を受けました。
車両が入庫!
ボンネットを開けてみると…
見ての通り「ハイブリッド」です!
ハイブリッドシステムを搭載した車両は最近、かなり多くありましたね~。
こういった車両は特別なテスターを使用しないと作業が出来ないようです!!
そこで弊社の「テスター」の出番です!!!
接続してみると…
さすが!
色々な作業が出来るようです。
早速、ブレーキオイル交換を実施しようと進めてみると…
おぉ~!
いきなりの「英語」表記!?
この部分は、まだ日本語に翻訳されていませんでした…
という事で、ここからは地道な翻訳作業となります(泣)
少しずつ作業進めていくと…
なんとなく分かる通り「作業完了」です!
弊社では、最新のテスターを購入した事により、仕事(作業)の幅が増えました!!
どんな車種でも対応いたします!!!
どうぞ、お気軽に、ご相談下さい。
お待ちしております。
インストルメントパネル内部からの「カツン」音②
前回からの続きです。
不具合箇所を確認して部品を新品に交換!
…
作業完了後、確認のため、エンジンを掛けたところ…
また…「カツン」「カツン」「カツン」…(泣)
今度はインストルメントパネルの左奥の方から音がしています。
ちょうど手の入らない場所のため、今度は「ヒーターユニット」を取り外し。
外すと、こんな状態。
室内は大分、サッパリしましたね(汗)
ヒーターユニットを取り外すのは結構、大変です。
左側に外からの入り口があり、ブロワモーターで中に風を送り込み、花粉などの侵入をブロックする目の細かいチャコールフィルターを通して室内に入り、必要な場所へと風を送ります。
この「チャコールフィルター」を通すか、通さないかはオーナーさんが選べます。
実は、そのための切り替えモーターがブロワモーターの横に配置されています。
ブロワモーターを取り外し、ケースをヒーターユニットから切り離すと、こうなります。
ケースの右側にある白いギヤに切り替え用のモーターが取り付けられています。
上記の写真では左右のケースを比べても分かりませんね(汗)
ギヤの部分を、よく見てみると…
左側のギヤが削れてしまっているのが分かります。
新品は、このようになります。
ここまで作業を行って、ようやく完了となります。
実際の作業としては、音だけを追っていくのではなく、最初に専用のテスターで故障が認識されているかを確認します。
それによって故障個所を予測出来ますし、費用も変わってきますので。
朝、エンジンを掛けたところ…
突然、「カツン」「カツン」「カツン」…
このような症状が発生した場合は、ぜひ弊社にお立ち寄り頂き、ご相談下さい。
お待ちしております。
インストルメントパネル内部からの「カツン」音①
自動車が開発されてから、現在100年を超え、さまざまな進化を遂げてきました。
今ではエンジンが石油を必要としなくなる時代が見えて来ています。
本当に、すごい時代になりましたね。
昔から、色々なものを「利用」して自動車メーカーはユーザーさまの期待に応えようとしていました。
例えば…
・ウインドウォッシャ液をフロントガラスに吹き掛けるようにするため、「スペアタイヤの空気」を利用。
・室内を暖かくするため、「排気ガスの熱」を利用。
など。
現在では…
・エンジンが高温になる事を防ぐための「水」を、室内ヒーターの温水として利用。
・エンジンが空気を吸い込む「負圧」を、ブレーキを踏む力をサポートする機能として利用。
などなど。
日本車ではエアコンの風を出す場所を切り替えるのは「ワイヤー」を使用していましたが、ヨーロッパ車では「エンジンの負圧」を利用して、切り替えを行っていました。
今では進化して「電気モーター」を使用して切り替えを行っています。
そこで「閉じる」か「開く」だけではなく、微妙な調整が出来るようになり、より快適な室内温度を作り出す事が出来るようになりました。
その微妙な調整をするために、エンジンを掛ける度に、毎回コンピューターがモーターの位置を確認しているのです。
そのため不具合が発生すると、エンジンを掛けた途端…
「カツン」「カツン」「カツン」…
と、何度もインストルメントパネルの中から音がする事があるのです。
調べるには、やはり「インストルメントパネル」を外さなければなりません。
そして外してみました。
パネルをゴッソリ外してしまうため、原形がよく分からなくなりますね(汗)
更に外していかないと全体が見えてきません。
ここまで外して、ようやく見えてきました。
ここに見えている黒い部品が、エアコンの風を出す場所を切り替えるモーターです。
モーターが白いレバーを動かす事で切り替わります。
音がしていたモーターを覗き込んでみると…
モーターとケースの間でパックリと割れているのが見えます。
外してみると…
左側のレバーにはヒビが入っています。
右側のレバーは完全に割れてしまっています。
モーターの作動力が思った以上に強いのではないかと思われるのに対して、レバーの取り付け部の厚みが薄いですよね。
これでは年数の経過と共にプラスチックの強度が低下してしまえば、仕方がないのかもしれません。
さすがに接着しても、また割れてしまう可能性が大きいので新品を注文。
すると…
見ての通り改善されていました。
やはりメーカーさんとしても見逃せない故障だったようですね。
インストルメントパネルは取り外すだけでも通常4万円~5万円は掛かります。
故障個所によってプラスアルファー、費用が掛かってきます。
これで大丈夫!
と思って取り付けた後、落とし穴が待っていました…
この作業は次回へと続きます(泣)