今回は故障事例をご紹介します。
先日、お客様から
「黄色い三角のビックリマークが点滅して、40キロ以上にの速度にならない」
という症状で修理依頼を頂きました。
車両が入庫したので、まずはテスターで故障診断。
点検してみると故障メモリの入力は無し。
実際に走行しながら、実数値を見ると「左後ろ」の数値が異常に変化する事が判明。
早速、左後ろ廻りを点検!
見た目には、何も問題ありません。
では、取外してみます。
この状態でも、問題は無さそうです。
そこで「車速センサー」の部分はどうなっているのかと思い、取り外して、中を覗いて見ました。
何か光っている部分がありますね。
怪しい…です(汗)
センサー側を見てみると…
何となく、接触しているような…
とりあえず「ドライブシャフト」を外してみました。
よく見ると…
より拡大して、見方を変えてみると
この溝の部分の変化で車速信号を発生させているのです。
ホント、凄い状態です!?
「サビ」が酷くて、膨らんでしまっているみたいですね(汗)
これによって、センサーを削ってしまい、正確な信号が出せなくなってしまったのでしょう。
新品と比べてみましょう。
やはり違います。
こちらも↓
比べてみると、一目瞭然ですね。
ドライブシャフトを取り付けて、中を覗いて見ました。
これで大丈夫ですね!
この後、走行テストをしても症状は発生しませんでした!!
これにて修理完了です!!!
いやぁ~、こんな事もあるんですね~。
故障の原因として考えられるのは…
・長期保管
・沿岸部に近い場所での保管
・材質の不具合
といったところでしょうか。
勉強になりました!
御依頼頂きました、お客様!!
有難う御座いました!!!
また何かありましたら、お待ちしております。