パワーウインドウの不良原因

一年の中でも春や秋などの観光シーズンになると、久しぶりに家族で出かける方も多いと思います。

いつもは、なかなか行かないような場所へと家族を連れてドライブ。

長時間の運転にもなるので、そろそろ空気の入れ替えでもと窓ガラスを開けると突然

「バキッ」

と嫌な音がした途端、窓ガラスが閉まらなくなった…

なんて経験はありませんか?

もしかすると、それはパワーウインドを動かしている「レギュレーター」という部分が壊れた音かもしれません。

ほとんどの場合が「運転席」ですが、意外と、あまり動かしていない「助手席」や「後部座席」の窓だったりもします。

ドア内部を調べてみると…こんな具合です。

 

自動代替テキストはありません。

左側の新品部品と比べると一目瞭然ですが…

破損している右側はワイヤーがグチャグチャになり、プラスチックの小さな破片が見えると思います。

モーターが真ん中の白いプラスチック部分に取り付けられていて、その部分を回してワイヤーが窓ガラスが上下するようになっています。

ようは、プラスチックに溝があって、ワイヤーが巻きつけられている…

単純に「プラスチック」に「鉄」が巻かれている感じです。

鉄に比べれば、プラスチックの方が柔らかいという事もあるのでしょうが、ちょっとしたズレと積み重ねが、こんな故障を起こすのかもしれません。

最近では特にUVカットや気密性などで、ガラスの性能が上がった分だけ厚くなり、重くなった事もあると思います。

そのため「レギュレーター」の形状も進化して、だいぶ丈夫にはなってきています!

が…

またしても「プラスチック」の部分がブッ壊れてる!????

 

自動代替テキストはありません。

交換するにも最近は「レギュレーター」と「モーター」が「一体式」になっている部品が多く、価格がどうしても高くなってしまいますね。

しかも、あまり動かしていない「助手席」や「後部座席」の窓だったりすると、ホント困りますよね…

それでも、昔なら手でハンドルをグルグルと回して窓ガラスを開け閉めしていた事を考えれば、進化して、電気モーターを使用して動くようになり、スイッチ一つで開け閉めしてくれるのですから、本当に楽になったものです。

技術の進歩とコストの面などで、色々と難しい部分もあるのでしょうが、自動車メーカーさん、部品メーカーさんの今後の努力に期待しましょう。

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